2023ミッドイヤーモデルとして発表されたCVOロードグライドは、世界中のハーレーファンを驚愕させたエポックなモデルである。製造工程の多くを手作業で行われるカスタムオペレーションヴィークルならではのディテールの作りこみはもちろんなのだが、アイデンティティであるシャークノーズフェアリングが大幅にアップデートされ、次世代をしっかりと感じさせるデザインとなったこと、可変バルブ機構を備えた排気量1977ccのミルウォーキーエイトVVT121エンジンの採用、強大なパワーを受け止めるフレームワーク、スーパースポーツモデルのそれを凌駕するほどの性能を得たサスペンションなど、まさしくこれからのハーレーダビッドソンを象徴するモデルとなっている。

500ワットアンプを備えたロックフォードフォズゲートプレミアムオーディオシステムや、横幅312mmもの超ワイドタッチスクリーンTFTディスプレイを採用するなど、プレミアムな快適装備も抜かりなし。2024モデルでは2つの新色オプションとして、“レジェンダリーオレンジ”と“カッパーヘッド”が加わったほか、CVO誕生25周年を記念したスペシャルグラフィックもあしらわれている。